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鼻粘膜焼灼術

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トリクロール酢酸による鼻炎に対する治療、鼻粘膜焼灼術

アレルギー性鼻炎の方の症状軽減の為に、当院ではトリクロール酢酸という薬剤による鼻粘膜焼灼術を行っています。
局所麻酔で鼻の中に麻酔をして通りを広げた後、鼻症状の主な原因となる下鼻甲介という部位にトリクロール酢酸を塗布します。
所要時間は麻酔と検査、処置を合わせて30分程度で、 費用は保険の3割負担の方で処置料3,300円程度と経済的です。(別途、診察料や検査料が必要です。)

よく使用されるレーザーとの違いとして、
鼻中隔(鼻の真ん中の壁)が曲がっている方では器具が入らず手術を行えない事がありますが、トリクロール酢酸の場合は細い綿棒を用いるため、程度にもよりますが鼻中隔彎曲でも手術可能です。
術後は一時的に鼻粘膜の状態が悪化しますので翌日を含め数回の来院が必要になります。

症状の改善度について、

  • 鼻づまりに対して72%
  • 鼻水に対して約60%
  • くしゃみに対しては約50%

と言われており、多くの方で数年間効果が持続します。再度鼻症状が出てきた際には、また処置をすることも可能です。

アレルギーの症状が強いとき(花粉シーズン中など)は行いません。
スギ花粉症の方の場合は6月から12月くらいまでに行う事をお勧めしております。
また、術後に鼻粘膜の状態が落ち着くまで2週間程度かかりますので、重要なイベントの前などは避けた方がよいでしょう。

通常の診察中に処置できますので、まずはお気軽にご相談下さい。