どうやって薬をのませたら良いか、嫌がるときにどうしたら良いか、悩まれることもあると思います。
確実に飲ませられる方法はありません。一般的な方法になりますが、資料や経験談から飲ませ方を提案いたします。
機嫌の良い時に口の中にいれてあげれば、次の哺乳で飲み込むことができます。授乳前にあげると良いでしょう。1歳近くなるとクスリを警戒し始める子もいます。かえって哺乳瓶を嫌いになりそうなら、普段つかっている乳首を使うのは控えましょう。
乳児は哺乳瓶に慣れている子であれば、乳首(哺乳瓶の吸うところ)を外して口に加えさせ、シロップを中に垂らすとチュパチュパと吸ってくれます。
スプーン、スポイト、小さいカップなどで口の中に垂らしてあげても良いでしょう。喉にたらすと咽やすいので、頬の内側に伝うようにしましょう。
ほんの少し水を混ぜるとペースト状になり練ることができます。指につけて、頬の内側か上あごにこすりつけてあげましょう。離乳食やバナナなどにかけて食べさせても良いです。
クスリが元気になるためにあること、体に良いものであることを説明しましょう。‘飲まなきゃいけない’と思わせず、楽しんで飲めるように誘導できれば理想的です。飲めたら必ず褒めてあげましょう。シールを貼る、などご褒美があるとやる気が出る子もいます。
食後、にこだわらなくても良い薬が多いので、食前やおやつ代わりに飲んでも良いでしょう。
量が多くなってしまいますが、甘いものが好きならシロップでも良いでしょう。
粉薬もDS(ドライシロップ)なら水によく溶けるのでシロップ状になります。
あまい成分でコーティーングしているので、口当たりは甘くて美味しいですが、後味は苦味が出るものもあります。口直しに水や他の飲み物をあげて下さい。
大人と同じようにお水を口にふくんで、薬を入れてあげて、一緒に飲み込む。
カップに薬を入れて、水10-20ml程度で溶かして、そのまま飲み込むかスプーンですくって飲ませる。
苦味のある薬は酸味のあるものとは相性が悪く、甘ったるいものと混ぜると良いです。溶かしたり、粉同士を混ぜて水を加えてペーストにしたり工夫してみましょう。
◎ 甘味の強いもの | バニラアイス、プリン、コンデンスミルク、はちみつ※、ココアパウダー |
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× 酸味は苦味を増す | スポーツドリンク、ヨーグルト、フルーツジュース |
※はちみつは1歳未満の子にはあげないで下さい
薬をどうしても嫌がる子もいます。複数の薬をお渡しするときは優先度も異なりますので、説明させていただきます。ご不明な点はご相談ください。