つらいアレルギー症状に「生物学的製剤」という選択肢を。
「飲み薬や塗り薬を続けても、なかなか症状が良くならない……」
そんなお悩みを抱える患者様へ、当院では治療選択肢として生物学的製剤(せいぶつがくてきせいざい)による治療を行っています。
1. 生物学的製剤とは?
症状を引き起こす「根本的な原因物質」に直接はたらきかけ、ブロックする新しいタイプのお薬です。
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ゾレア(一般名:オマリズマブ):アレルギーの主な原因であるIgEを抑えます
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デュピクセント(一般名:デュピルマブ):炎症を加速させるスイッチ(IL-4、IL-13)を減らします。
2. どんな症状に使えるの?(適応疾患)
当院では、以下の疾患に対して保険診療での接種を行っています。
ゾレア・・・既存の治療で改善しない重症の花粉症
デュピクセント・・・アトピー性皮膚炎、特発性の慢性蕁麻疹、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎、気管支喘息
※いずれも「これまでの治療では十分な効果が得られなかった方」が対象となります。
3. 費用について(保険適用の場合)
生物学的製剤は高度な技術で作られるため、お薬代そのものは高額です。しかし、保険診療であれば窓口での負担は抑えられ、さらに「高額療養費制度」などの公的助成を活用できます。
成人(3割負担): 約15,000円 〜 30,000円前後 ゾレアは体重や血液検査(IgE値)の結果により投与量が変わるため、費用に幅があります。
小児(医療費助成対象):無料。
投与する必要があるかは検査と診察で医師が責任をもって判断します。
4. 当院から大切なお知らせ
「正しい診断と適切な投与」が、あなたの体を守ります。
最近、一部の医療機関において、ゾレアなどの薬剤を「自由診療(自費)」で提供しているケースが見受けられます。しかし、これらの薬剤はガイドラインが定められています。
特にゾレアは、「体重」と「血清中総IgE値」に基づき、一人ひとりに最適な投与量と間隔を計算して使用しなければなりません。 これらを無視して一律に投与することは、十分な効果が得られないばかりか、予期せぬ副作用を招くリスクもあります。
当院では、必ず事前に血液検査や症状の確認を行い、「本当にこのお薬が必要な状態か」を医師が責任をもって判断した上で、安全・確実な保険診療にて院内接種を行います。
「自分は対象になるのかな?」「今の治療でいいのかな?」と迷われている方は、ぜひ一度診察室でお話しください。患者様一人ひとりのライフスタイルや症状に合わせ、最適な治療法を一緒に考えていきましょう。






