○新しく始まるワクチン、変更のあったワクチンについて
2026年4月から、いくつかのワクチンで公費助成や対象範囲が変更されました。特に大切なポイントを分かりやすくまとめましたので、受診の参考にしてください。
1.妊婦さんへのRSVワクチン(アブリスボ)
お母さんから赤ちゃんへ、生まれる前に「免疫のプレゼント」をするワクチンです。
赤ちゃんの重症RSV感染症を防ぐため、妊娠28週〜36週の妊婦さんに接種します。1回で完了です。予診票があれば無料です。
東京23区内の予診票をお持ちの方は、当院で公費接種(助成)が可能です。
2.子宮頸がん(HPV)ワクチン
HPVワクチンには、シルガード(9価)とガーダシル(4価)があります。HPVのどの種類をカバーするかの違いで、価が多いほど効果が良いです。
- 男性の接種: シルガードが選べるようになりました。男子もかかるいくつかのがんや感染症を予防できます。
- 女性の接種: 原則として「シルガード」のみの使用となります。
- 男女ともに、公費(無料)で受けられるのは「小学6年生〜高校1年生」の間のみです。これまでの特例的な期間延長(キャッチアップ接種)は終了したため、期限を過ぎると全額自己負担となります。お早めの計画をお願いします。
3.高齢者の肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)
高齢者の方を対象とした定期接種の種類が変わりました。これまでの「ニューモバックス」から、赤ちゃんにも使用しているワクチンである「プレベナー20」へ切り替わりました。
4.帯状疱疹ワクチン(シングリックス)
定期接種(助成対象):は北区に住民票がある65歳から5歳刻み(70歳、75歳…100歳)で、これまでに一度も接種したことがない方は、引き続き定期接種として助成が受けられます。
50歳以上を対象として任意接種については行っていますが、公費負担は上記の年齢のみになります。対象の方には予診票が送られます。
○忘れてしまいがちなワクチンについて
新年度、 「定期予防接種」について母子手帳を今一度ご確認いただく大切なタイミングです。特に以下のワクチンは、接種忘れに注意が必要です。春休み中にご予約下さい。
1.【年長さん】MR(麻しん・風疹混合)第2期
小学校入学前の「年長さん」の期間は無料です。 麻しんは非常に感染力が強く、春からの集団生活に備えて確実に2回目を完了させましょう。
2.【小学校6年生】二種混合(DT)
11歳から13歳未満が対象です。 怪我をしたり動物にかまれると破傷風に感染するおそれがあります。忘れずに接種しましょう。
3.【高校1年生】ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン
小学6年生から高校1年生まで、だけが無料です。15歳未満ではじめると2回接種で完了します。自費だと2-3万円する高額なワクチンです。
とくに女子は、子宮頸がんを高率に予防できるので是非接種しましょう。子宮頸がんは日本で年に1万人が罹患し3000人近くが亡くなっているがんです。
4.【2歳】水痘ワクチン
一般的には1歳と1歳半で接種することが多いです。3歳未満は無料で2回接種できます。3歳健診のときに接種が漏れてしまっている方がいらっしゃいますので、1歳半健診のときにワクチン接種していない方は確認しておきましょう。
5.【4~7歳と9~12歳】日本脳炎ワクチン
標準では3歳で2回、4歳で1回、9歳で1回の接種です。3回は7歳半未満、のこり1回(2期)は9歳から13歳未満が期限です。3回目と2期が漏れやすいので、ご確認ください。
○お気軽にご相談ください
ワクチンの在庫確保やスムーズなご案内のため、ご予約をお願いいたします。
- 持ち物: 母子健康手帳、予診票、マイナカード・医療証
- 予約方法: WEB: https://patient.digikar-smart.jp/institutions/8d4c52bd-ef9b-4b3c-b011-d6d451d1b91f/reserve
「どのワクチンが必要かわからない」「接種間隔に不安がある」「家族は対象?」など、お気軽に受付・スタッフまでご相談ください。母子手帳をご用意いただけると確認がとれます。電話でもご相談いただけます 03-6454-3511
大切なお子様を病気から守るため、新生活が始まる前にしっかり準備を整えましょう。





